インタビュー 株式会社アルフレッドコア 代表取締役社長 上村学氏 第1回「未来を提供する」というビジョン

By admin • 10月 10th, 2009

次代の会 会員の皆様、お元気でお過ごしでしょうか?

さて、今回は「次代に伝えるインタビュー」第3回を連載でお送りしていきます。第1回は元日本IBM取締役副社長でDOS-V生みの親である丸山力氏、第2回は前日本SGI代表取締役社長の和泉法夫氏と、日本のIT業界の黎明期を支えてきたお二方でしたが、今回はまさにIT業界の次代を担うベンチャー企業として急成長を遂げている株式会社アルフレッドコア 上村 学(かみむら がく)代表取締役社長にインタビューをお願いしました。
株式会社アルフレッドコアは、2007年6月創業。PCや携帯のみならず、iphoneやアクトビラ、wiiなどのマルチデバイスに対応し、かつさまざまな機能拡張が可能な高機能CMS A.C.E を自社開発。受託開発も行っています。上村社長は現在30歳、同社は設立から2年を経過したばかりですが、その高い技術力、製品力で大手Sier や名だたる大起業のウェブシステム開発を多数請け負っているベンチャー企業です。
今回はその急成長の理由など、深い部分まで突っ込んだお話をお伺いしました。

Q. 社長、よろしくお願いします。まず起業の経緯に関してお聞かせ頂けますか?

A. はい、よろしくお願いします。私は以前、大手映像配信の会社で80人以上のチームを率いてSEの仕事をしていましたが、その会社の事業として、妥協の産物を作り始めたことにまず疑問を感じたことが起業のきっかけですね。私たちの仕事はあたまの中にあるものを本当にかたちあるものとして作らねばならない仕事です。私は世界を変えていくのは技術だと思っていますし、モノづくりに携わるものとして、匠の世界で勝負していかねばならないものだと思っています。

とはいえ一人では決して出来ない仕事で、大手企業に在籍中も多くの技術者達の協力を得て、いろいろなものづくりをしてきたわけです。そんな中、上司から長年協力してきてくれた派遣社員を「会社都合で切れ」と言われ、それなら自分でやるといったところ、皆が付いてきてくれたのが大きな転機になりました。オフィスも何もない中で起業しましたが、オフィスがない時でも協力してくれたメンバーは自宅で作業をしてくれて、受注・納品を行ってきました。
そんな状況で半年がたち、飯田橋にようやくオフィスを借りました。そのオフィスも手狭になり、九段下ですがさらに大きなオフィスへ引越しを完了したばかりです。(8月10日に九段下に移転)

Q. なるほど。起業にいたるには周りのメンバーが社長に賛同して大挙付いてきてくれたと。
社長の人徳がなせるわざですね。

A. うーん、どうだろう。でも私は人の本気を出させることが得意かな、そう思います。人は自分のやりたいことをできる環境にいる際に本気を出すと思っているのですが、そうでない場合たいていの人はポテンシャルをセーブしてしまうことが多いと思います。その意味でも起業したときのメンバーには「くすぶるならやってみたらいいと思う、それを会社として支えるから」と伝えました。
そこで集まってくれた強力なメンバーに対する開発ポリシーとして、中途半端な技術は入れずに、フレームワークからすべて作るところからやってもらっています。CTOは別にいるのですが、私はそのような開発のビジョンを伝えることが仕事だと思っています。

Q. コンセプチュアルな部分にもフォーカスされているのですね。
A. 毎月自分のビジョンを社員に浸透させて共有しています。それを見て若いメンバーが参加したいといってくれる、という嬉しい流れができていると思います。
また私の持論ですが、ドキュメンテーションのクオリティの高さは小さい会社を認めてもらえるきっかけだと思っています。その為弊社はドキュメントのクオリティコントロールには非常に厳しいですね。

Q. なるほど、ビジョンという大きな概念を伝えつつもドキュメントのクオリティなど細かいところにも気を配っているわけですね。
ところで、「アルフレッドコア」の名の由来はどういったところからきているのですか?

A.    実は2つあります。「ALL FREE DOMAIN,ALL FREE DEVICE」の意味をもってお客様のやりたいことを実現することですね。お客様のいうことを聞くのではなく、それを聞いた上でこちらから技術に基づいたご提案をさせて頂き、その中で実現の可能性を広げていくことが可能であり強みでもあります。
もう1つの理由ですが、私がバットマンが大好きなことからきています(笑)。バットマンの執事がアルフレッドというおじいさんなのですね。ウィットに富んでいてユーモアがあり、バットマンを実は影で支えているとても重要な役割を果たしているキャラクターなのです。
私の実家では小さいころから事業を営んでおり、父が週末いなかったので、母が好きなSFをよく見に行っていて、アルフレッドとの出会いも含め、その原体験からの影響が大きいと思います。SFの世界で展開される「未来を提供したい」というビジョンもその原体験から形成されたものだと思います。
映画の中のアルフレッドが執事という仕事に基づき、いろいろなサポートをバットマンにしますが、我々も同様に、お客様に対してのサービスをニーズを聞きながら考えてお手伝いをする、そういったコンサルテーション力が強みであると思っています。
特にお客様がITの言葉に囚われてしまうケースが多いのですが、それは違う。出来売りのパッケージにお客さんが合わせるのはおかしいと思うわけですね。

Q.    特にお客様の中にはその言葉に対する恐怖感というか、特にシステムということになるととっつきにくいと思われる方もいらっしゃると思われますものね。
では社長、今回はこのくらいにして、次回にわたり引き続き会社のこと、社長のお考えについてお聞かせください。ありがとうございました。

A. ありがとうございました。

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